4月読書まとめ・10冊/ベスト1はいも殿様☆土橋章宏

2020年4月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3412ページ
ナイス数:134ナイス
https://bookmeter.com/users/269616/summary/monthly
■贅沢のススメ
「買収物」ではあるけど、各章の経営者が主人公になっているので。いろんな「お仕事もの」風な内容が興味深い深かったけど。頭にある買収、っていう強力さはないので、広く浅くという感じは否めない。最後はちょっと寝てしまいました・・・。
読了日:04月06日 著者:本城 雅人
https://bookmeter.com/books/9026025
■僕は金(きん)になる
一言「家族ってややこしいけど、家族」。◎賭け事好きの父・将棋しかできない姉。その場しのぎで生きている2人を、なんやかんやいいながらも、支えている主人公・守。その経緯をほぼ3年ごとに区切って話が進むのが、興味深い。「あれから3年」父・姉がどう変わってるか。その期待感の覆り方がなんとも/年を経ることで、家族みんな歳をとり。社会人や親になったりしているのに、どうして変われないんだ?。そう簡単には変わらないよね/「普通じゃない家族」。それを終盤守がやっと受け入れ始める所は、丸くなったってことかな
読了日:04月08日 著者:桂望実
https://bookmeter.com/books/13119967
■娘と嫁と孫とわたし (集英社文庫)
私が主人公「わたし」の年齢に近いせいか。次々起こるいろんなことに、めちゃ大変だわ〜と。母になり、祖母になり。だけど本人はさほど、若い頃と変わらないんじゃないかな。私だったらノックダウンだ。堅実そうな嫁も所詮は「血が繋がらない」存在。無理無理・・・。なのでちゃんとした「家系図」をなしていく人たちを、私は尊敬する。内容的には主人公・玉子とその周囲の騒動をかいた、ちょっと「女性雑誌」的痴話話かな。
読了日:04月11日 著者:藤堂 志津子
https://bookmeter.com/books/10806392
■いも殿さま
一言「とても楽しめた」。◎結構前半は笑える箇所も多し。好物の菓子に釣られて遠い石見への勤務を受けた平左衛門と。失恋して同行することにした剣の形はいいのにへっぴり腰の藤十郎。この設定がナイス/石見へやっとこ着いたものの、そこでの現状を知ってからの平左衛門の行動力。最初はただのスーツ好き爺と思いきや、やるじゃないの/種芋を買いに薩摩まで行く話も、ドキドキだけど笑いもあり。参勤交代テイストありで、一気読み△なし。⭐️このお代官さまが何をしてくれたか、あんた知ってるのかい!」by民
読了日:04月13日 著者:土橋 章宏
https://bookmeter.com/books/13546633
■青少年のための小説入門
一言「これは掘り出し物!」。◎読み書きができないヤンチャ若者・登と、いじめられっ子中学生・一真のコンビが。いろんなジャンルの本に出会うことで創作意欲を掻きられていく様がとても楽しい◎登場人物も少ないので、誰?というのもなく読む進められる◎小説っていうのは、プロット等こうやって作っていくんだなあとか、編集者とのつながり等。漫画「バクマン。」にもちょっと通じる/一真と登の今から話が始まるのが、結果から始まるのもほほう/筒井康隆等名作を引用している所は全く分からない私でも、すらっと進めた。⭐️「読み書き→
読了日:04月15日 著者:久保寺 健彦
https://bookmeter.com/books/13054423
■帰還
一言「各章のタイトル、なるほどね」◎入社30年同期四人の話なのが、私世代と一致してるのが頷く所多し。それも同じ勤務地だったっていうのは、余計団結力あるんだな/残った三人それぞれメインの章が交差するのも、読み応えあり/終盤まで謎の真相が分からないのが、焦らされる/元記者の著者だけに、新聞社の話7割・警察3割。似ているようで違んだなと/ラストは驚き。私は書名と繋がって納得△人物が多いのが若干ややこしい。「50歳すぎて、会社員人生の行き先が見えてきて、最後に何をしようと思ったのか。その気持ちはわかる」by松浦
読了日:04月20日 著者:堂場 瞬一
https://bookmeter.com/books/13616586
■激情次長: 不正融資を食い止めろ (新潮文庫)
積読から。最初は「革マル」云々、ずいぶん昔の話だなあと思ったけど。1人の銀行員の入行からの話だったので。昭和世代はぐいぐい引き込まれました。解説を読むと、著者さんの自伝的内容。総会屋事件という大事件が最後に来るので、そこにう焦点を当てるともっと面白かったかな。ま、江上さん作品の中では、面白かったです。
読了日:04月22日 著者:江上 剛
https://bookmeter.com/books/7295132
■ラストダンス (実業之日本社文庫 堂場瞬一スポーツ小説コレクション)
多分再読。スターズシリーズの「20」「ザ・ウオール 」を読んで面白かったのでバック。選手の試合中の細やかな描写が読み応えあるし。「同期」の監督・投手・捕手という構成もちょっとバディものテイストもあっていい。そっかー野球選手の40歳って、こういう感じなんだな、と。堂場さんのスポーツものは、やっぱりいい!。
読了日:04月24日 著者:堂場 瞬一
https://bookmeter.com/books/5131311
■しあわせの香り: 純喫茶トルンカ (徳間文庫)
人は仲間がいるから生きていける。読了後ほろっと温かい涙が一つ、こぼれた。「トルンカ」の仲間たちが、それぞれに悩み助けられて、一歩前に進む。そんな小さくてささやかな物語。一気読みをお勧め。
読了日:04月27日 著者:八木沢 里志
https://bookmeter.com/books/9240774
■虚構の殺人者―東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫)
「なぜ積読にしていた私!」。大好きな安積班の初期作品。どこから私読んでたのかは覚えてないけど、事件自体はシンプル。安積・村雨・須田の三人のキャラが、この時点では若干距離感があるものの。安積が二人の刑事としての力量を、しっかり認めているところがいい。須田の脳内コンピューター、さすが!。ずっと読んでいるシリーズも、たまに原点に帰って読むのも面白いんだな。巻末の解説がこれまた、キリッと今野さんを評価していて納得でした。
読了日:04月29日 著者:今野 敏
https://bookmeter.com/books/580080

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『愛を巻き戻して』

「時は戻せやしない せめて愛だけ巻き戻して」 敬愛する杉山清貴&オメガトライブのアルバム曲から。 写真ブログ→読書&ランニング記録、そしておうちヨガ。

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